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暮らしのコラム

北欧的暮らしのアイデア

2016年11月21日第1回 カタリーナ・アンダションさん(53歳)
「タイムレスで洗練されたデザインが大好きです」

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18世紀の織物工場跡 バーネンゲンでの暮らし

カタリーナさんがパートナーのフランクさんと暮らす「バーネンゲン」は、ストックホルムの東セーデルマルムにあります。バーネンゲンは、18世紀に栄えた織物工場の建物。今でも外装は当時のままの姿が維持され、内装は暮らしやすいようにリフォームされて、集合住宅やIT企業のオフィスなどに使われています。敷地内には織物工場のオーナーが暮らした大きなお屋敷があり、その広い庭はカタリーナさんたちが暮らす「フラット」の住民が自由に使えるそうです。レンタルガーデンもあり、カタリーナさんも一角を借りて花や野菜を育てています。

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18世紀の織物工場跡の集合住宅「バーネンゲン」

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敷地内にあるレンタルガーデン

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窓から見えるお屋敷の広い庭

フラットの各世帯は、天井の高いリビングダイニングルームとロフトのあるコンパクトな作り。「室内は狭いけれど、こうやって自然に恵まれた庭を自由に使える暮らしは快適です」。キッチンもコンパクトですが、壁には棚が取り付けられ、お気に入りのテーブルウェアなどが使いやすく並べられています。

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コンパクトなダイニングキッチンに立つカタリーナさん

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キッチンの棚

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見せる場所と隠す場所のバランスが取れたコンパクトなキッチン

気の合うデザイナー仲間とインテリアショップを経営

フィンランド出身のカタリーナさんは、1986年にデザインを学ぶためストックホルムへ移住。コンストファック美術大学を卒業後、陶器とガラスのデザイナーとしてフリーランスで活躍しています。現在は作品作りの方針に共感するテキスタイルデザイナーとジュエリーデザイナーとともに、オリジナルブランド「ハッピーストックホルム」を立ち上げ、2007年にはショップ運営も始めました。大好きなのは、「大先輩であるミッドセンチュリーの著名デザイナー、カイ・フランクやオイヴァ・トイッカのタイムレスで洗練されたデザイン」。陶器、ガラス、テキスタイルは暮らしに欠かせないアイテムですが、それぞれをどのように組み合わせるかが、インテリアを美しく見せる大切なポイントだといいます。一つひとつお気に入りを選ぶより、全体のバランスを考えて選ぶことが、インテリアを美しく見せる秘訣なのだとか。

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細長いテーブルにデザインの異なる椅子が置かれている

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カタリーナさんのガラスのフラワーベースと普通のガラスボトルを上手に組み合わせている

「やりたいことはいろいろあるけれど、今はやるべきことを選ぶようになりました。自分には何が向いているか、誰と仕事をすればいいのかがわかる年齢になって、いろいろなことがうまく動いています」。この秋からはデザインスクールで非常勤講師も務めることになり、若い世代との交流が楽しみだというカタリーナさんは、「55プラス」世代予備軍の53歳。まだまだ第一線で活躍されています。

日々のコミュニケーションからアイデアが生まれる同世代

カタリーナさんが作り出す陶磁器とガラスは、出身地である自然豊かなフィンランド西海岸からインスピレーションを得ています。自宅のリビングダイニングに置かれた細めのダイニングテーブルやキッチンの棚にも、カタリーナさんがデザインした鉄製の鍋敷きやガラスの花器、陶器や、「ハッピーストックホルム」のテキスタイルなどが飾られていました。それぞれにお互いを引き立てあうシンプルで使いやすいデザインが揃っているため、陶器、ガラス、木工のプレート、テキスタイルなどを適当に置くだけで、美しいインテリアの空間が仕上がります。

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テーブルに置かれたハッピーストックホルムのテーブルクロスと、
カタリーナさんのガラスのフラワーベース

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フィーカ(ティータイム)にでてきたのは、クネッケブレッドとチーズとジャム。
木製のプレートはカタリーナさんのデザイン

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テーブルに飾られたカタリーナさんデザインのものとキャンドル


「ミニマリストで機能的で、使いやすい作品作りを心がけています」というカタリーナさん。ブランドを共同運営しているのは、テキスタイルデザイナーのカイサさんとジュエリーデザイナーのカロリーンさんです。それぞれがフリーランスデザイナーとして活躍していた同世代の3人は、2000年に出会いました。時が経つほどデザイナーとしての思いが共通していることを知り、「ハッピーストックホルム」を立ち上げたのです。

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リビングにあるソファに置かれたハッピーストックホルムのクッション

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ハッピーストックホルムのキッチンタオル

彼女たちがこだわったのは、素材への深い知識と、よいものを作るという作品への情熱でした。スウェーデンの伝統工芸に精通した優秀な職人は柔軟性を持ち、コミュニケーションも取りやすいため、カタリーナさんたちの要望に応えながら、より高いレベルの作品に仕上げてくれます。また、3人の日々のコミュニケーションの中からも、新しいアイデアが生まれます。陶磁器とガラス、テキスタイル、ジュエリーは異なる分野の作品ですが、暮らしには欠かせないアイテムばかり。お気に入りのものが暮らしの中にあると、ライフスタイルもワンランクアップします。

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カタリーナさんがデザイナー仲間と運営する「HAPPYsthlm(ハッピーストックホルム)」は、日本語のWEBサイトも立ち上げています。インテリアの参考になる写真がたくさん掲載されていますので、ぜひご覧ください!

http://happysthlm.se/jp/

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